日本では毎年12月に恒例のユーキャン新語・流行語大賞が発表され、年間大賞には「3密」が選出されました。トップ10には「アマビエ」「オンライン○○」「GoToキャンペーン」など、新型コロナウイルス関連が多く入ってることがわかります。
新型コロナウイルス以外ではステイホーム中にハマる人が続出した大人気ゲーム「あつ森(あつまれどうぶつの森)」、社会現象となった大人気アニメ「鬼滅の刃」がランクインしています。
本サイトは中国の2020年度の新語・流行語の意味と使い方について紹介していきます。
有内味了(you nei wei le)
由来・意味
「あのような感じがある/あの雰囲気がかじられる」、東方地方の口語で、“那”を“内”と発音します。もともとはあるゲーム生主“大司马”のあるキャラの操作が下手で、その後同じキャラを使っている下手な人を揶揄する際に「有大司马内味了」と使われたいましたが、その後変化して「有内味了」だけで使われるようになりました。
爷青结(ye qing jie)
由来・意味
「爷的青春结束了」を省略したもので、ずっと好きだったものが変わったもしくは終わった際に使われる。またそのような人たちを「青结工」と呼びます。
対義語として「爷青回」もよく使われます。歴史に残る代表作や名作が再放送されるとともに青春時代を思い出させるなどで使われます。
后浪(hou lang)
由来・意味
古典の≪青琑高議≫の一節「长江后浪推前浪、浮事新人换旧人」(長江の後ろの浪が前の浪を推し、浮世で新人が旧人に換わる)からきており、意味としては後ろの波が前の波を絶えず推すことによって前進をするという意味で使用されます。
5月4日に動画サイトbilibili上で3分程度のドキュメンタリー動画のタイトルが“后浪”で、90後(1990年代生まれの者)や00後(2000年代生まれの者)の若い人たちも十分優秀であるとこを称えるドキュメンタリーをきっかけに現在では若い世代を指すようになりました。
豪横(hao heng)
由来・意味
主に二つの意味があります、悪い意味では、「横暴である、権力をかさに着て勝手にふるまう」として使われます。いい意味では「気骨がある」などたいていネットで使われるのはこっちのほうです。
淦 (gan)
由来・意味
干と同じ発音で、“干”はしばし汚い言葉として使われます、日本語で言う「く〇っ」、英語で言う「F○ck」です。そのまま使うとはしたないので、ネットではよく「淦」が使われるようになり、上品さが感じられます。もともとは中国版のニコニコ動画、bilibiliのコメントで汚い言葉をはじく機能があるため、「淦」で代用したのが始まりでした。
干啥啥不行,○○第一名
由来・意味
何をやってもダメなのですが、あることに対しては専門的に詳しいことを指します。基本的にネガティブな意味で使用されます。○○の中に動詞などを入れて、それしかできないという意味を表します。
○○直呼内行(zhi hu nei hang)
由来・意味
「内行」は通常、その業界にとても精通していると言う意味で使用されますが、しかし現在ネット上で「○○直呼内行」は、「勘違い野郎」として使われます。自分では「通」と思っているのですが、専門家から見たら検討違いの状況を指します。
内卷(nei juan)
由来・意味
大勢の人がいるのに限られた枠しかなくその枠をめくって意味のない内部競争、不必要な、非生産的な論争のことを指します。コロナの影響で本来海外に留学に行く優秀な人材が多く国内に残り大学入試の競争が激化したことにより多く使われるようになりました。
duck不必
由来・意味
全く必要がないという意味で使用されます。英語のduckの発音が中国語の“大可”の発音と似ていることから“大可不必”の諧音(字音が同じ、もしくは非常に似ている事)。中国で絶大の人気を誇るインフルエンサー・李佳琦がライブ配信で卤鸭子(アヒルの肉)を販売した際、店主が5万個追加するつもりがゼロを一つ誤って50万個も追加で提供されることになり、このハプニングを見たネットユーザーが次々と“duck不必,鸭鸭惶恐”(そんなに必要ないでしょ、アヒルが怖がってるよ)とアヒルをもじったをコメントが殺到したことから広まったネットの流行語となりました。
啥也不是
由来・意味
直訳すると「何でもない」で、何をやってもダメで能力が低いという意味で使われます。ほかにも東北地方でよく口癖として使わるのですが意味は特になく、「F〇ck」として使われます。
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